ミツバチが蜂の巣を守るためのものなプロポリス

プロポリスというと体に良いことが有名なため、蜂がエサとしているものと思われがちです。
しかし、蜂がエサとしているのは蜂蜜で、プロポリスは蜂が巣を守るために作るものです。
蜂は今から1億年ほど前に先祖が誕生しミツバチは5500年生きていると言われています。
決して強そうに見えない昆虫が一億年前から未だに絶滅することなく生き続けられたのはプロポリスの効果があると言えます。

蜂の巣は入り口が小さく中に広がる構造のため密閉空間が多く、高温多湿になるよう作られています。
このような巣のつくりになっているのは、外の寒暖の影響を受けにくくするためで、一年中を通して35度近い温度を保つことができます。
これは、蜂にとってとても住みやすい環境なのですが、ウィルスや雑菌にとっても住みやすい環境です。
そのため、ウィルスや雑菌が繁殖し始めるとものすごい勢いで増えてしまいます。
そこで、巣の入り口に塗られているのがプロポリスです。
プロポリスの殺菌力でウィルスや細菌が中まで入れずに死滅します。
そして、蜂が付けてきたウィルスや細菌も消毒してくれます。

巣の入り口だけでなく女王蜂の部屋の前にもプロポリスはたくさん塗られています。
これは、産卵の時に卵を病気から守るための工夫です。
また、万が一巣の中に敵が侵入してきた場合には一斉に攻撃しその死骸にプロポリスをつけます。
こうすることでしっかり滅菌し死がいをミイラ化するのです。

他には巣が壊れたときの修復にプロポリスを活用します。
巣を治す目的はもちろん、雑菌の侵入を防ぐ役割もします。

このように強い抗菌作用と工夫のおかげで蜂は絶滅することなく今も生き続けられています。
最も高品質と言われるプロポリスはブラジル産です。
ブラジルはアマゾン川流域の亜熱帯性気候で他の地域よりも高温多湿です。
そのため、他の地域よりも強い抗菌作用が必要なため品質も良いと言われています。
このように魅力的な成分を含んでいるので、活用する事で健康維持が出来ます。